日本発!代替肉のフードテックベンチャー「NEXT MEATS(ネクストミーツ)」ってどんな会社?

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この記事では、日本のフードテックベンチャーの「NEXT MEATS(ネクストミーツ)」社をとりあげます。

日本の代替肉ブランドとして世界展開を進めており、2021年1月にアメリカ市場に参入しました。

参考:代替肉の「ネクストミーツ」アメリカ上場。SPACによる米国証券市場への参入でナスダックを狙

そんな注目のネクストミーツ社について調査しました。

 

代替肉とは?

まずは、ネクストミーツ社が属する代替肉についてみてみましょう。

代替肉とは、豚肉や牛肉、鶏肉といった動物の肉を使わず、植物などの別の素材で代替したものを言います。

別の素材としては、植物由来のものと培養のものとがあります。

 

植物由来の代替肉

植物由来の代替肉とは、

①豆類や野菜などの原材料からタンパク質を抽出し、

②加熱や冷却、加圧などを行うことにより、

③肉と同様の食感に加工した食品

を指します。

 

培養肉

培養肉とは、ウシなどの動物から取り出した少量の細胞を、動物の体外で増やしてつくる「本物の肉の代用品」のことを言います。

2013年にオランダ・マーストリヒト大学のマーク・ポスト教授が、世界で初めて培養肉でハンバーガーをつくり試食会を開催しました。

以来、世界中で培養肉への投資や研究が盛んに行われています。

 

代替肉は、菜食主義者の拡大、環境面の配慮などから、急速にその市場が拡大しつつあります。

 

代替肉の市場規模は?

㈱矢野経済研究所によると、2020年の代替肉(植物由来肉・培養肉計)の市場規模は2,572億円です。

参考:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2430#:~:text=2020%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E8%82%89,2%2C572%E5%84%846%2C300%E4%B8%87%E5%86%86

 

代替肉市場の今後は?

㈱矢野経済研究所によると、10年後の2030年には1兆8,723億円と拡大する見込みです。

参考:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2430#:~:text=2020%E5%B9%B4%E3%81%AE%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E8%82%89,2%2C572%E5%84%846%2C300%E4%B8%87%E5%86%86

世界の人口増加に伴い、食肉需要は増加しています。

しかし、温室効果ガスや飼料・水資源の大量利用など、畜産業が地球環境に与える影響が背景となり、

将来的に従来の動物由来の食肉のみで需要を満たすことが困難になる可能性が出てきています。

こうしたなか、豆類や野菜などを原材料とした植物由来肉、動物細胞を培養して製造する培養肉が注目されているのです。

 

NEXT MEATS(ネクストミーツ)社ってどんな会社?

ネクストミーツ社は、「地球を終わらせない」を理念とし、地球環境の改善と人類を食糧危機から救うため、代替肉の分野で事業活動を行う日本のベンチャー企業です。

2017年から研究を始め、プロダクト完成の2020年に法人化しました。

代替肉製品として、プラントベースのハンバーガー「ネクストバーガー」を始め、世界初の焼肉用フェイクミート「ネクスト焼肉シリーズ」、植物肉で作った牛丼「ネクスト牛丼」などをリリースしています。

会社概要

ネクストミーツ株式会社(日本法人)

代表取締役:佐々木英之

所在地:東京都新宿区新宿1-34-16 清水ビル2F

設立:2020年6月

事業内容:代替肉の研究開発、代替肉製品の企画・製造、通販事業、WEBメディアの運営

 

NEXT MEATS(ネクストミーツ)社の今後は?

ネクストミーツ社は2020年6月設立の会社であるため、まだ決算書は作成されていません。

そのためどのような業績になっているかは2020/2/1現在ではわかりません。

 

しかし、がっちりマンデーなどのテレビ番組取り上げられるなど注目度は高まっています。

また、2020年12月に総合商社の豊田通商とパートナーシップの基本合意を締結し、代替肉製品の国内外への流通を強化するなど

ビジネスの広がりを感じさせます。

 

市場自体が今後拡大していくことからも、これからの活躍が楽しみな企業の1つです。

 

まとめ

日本の会社の話題となると暗いニュースが多いですが、ネクストミーツ社は非常に将来有望な会社です。

応援していきたい企業です。

 

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