この会社の経営本当に大丈夫?と思わせるポイント7選

会計
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「この会社、売上は伸びているけどなんか怪しい・・・」

「なんとなく粉飾決算のような気がする・・・」

 

会社の決算書をみて、「感覚的に予想する業績」と「開示されている業績」に大きなかい離が出ることがあるかもしれません。

そのような、「直感と違う」ときに、以下のポイントを確認してみましょう。

 

当てはまるものがあるとすると、もしかしたらその会社は危ないです。

なお、このチェックポイントはこちらの書籍から一部抜粋させていただきました。

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本書に記載のチェックポイントは「まさにその通り!」です。

では確認してきましょう。

 

 

この会社の経営本当に大丈夫?と思ったときに確認するポイント

ポイント①:監査法人がBig4からそれ以外の中小の監査法人に変更されている。

監査法人とは、会計士が集まってできている法人のこと。

会社の決算書の監査(決算書の内容が間違っていないかをチェックする業務)を担当します。

Big4とは大手監査法人である

・KPMG あずさ

・EY 新日本

・デロイトトーマツ

・PwCあらた

のこと。

このBig4から、中小の監査法人に監査人が変更されている場合は要注意です。

 

ポイント②:シニアプロ経営者や会社の実情をよくわかっている幹部社員などが退任する

これも危ないですね。

何か問題が噴出するまえに逃げている可能性があります。

 

ポイント③:人材市場でやたら高給でシニアポジションの採用を行っている

通常このような高給なシニアポジションはエグゼクティブサーチなどを利用してクローズに行うものです。

これをオープンにして大々的に募集しているということは、良い人を採用できていない何かしらの事情があるからです。

 

ポイント④:メインバンクが支援姿勢を後退させている

メインバンクとは、その会社へ貸出を最も多く実施している銀行のこと。

そのメインバンクが貸出額を減らすなどの支援姿勢を後退させているということは

メインバンクが何かしらの悪い情報をつかんでいると考えられます。

 

ポイント⑤:SNSで積極的に発信してきた社長が、急に発信しなくなる

これも怪しいですね。

何かしらSNSを発信できない諸事情が発生している可能性があります。

 

ポイント⑥:決算発表を深夜に行う

直前まで決算内容について監査人ともめているなど何かしらの問題があったために

決算発表を深夜に行わざるを得なかったのだと考えられます。

 

ポイント⑦:十分な規模があるのに東証1部に上場せずに、新興市場にとどまっている。

東証1部に上場できない何かしらの問題を抱えているものと思われます。

なお、上場審査基準は「日本取引所グループ」のHPを参照くださいね。

上場審査基準 | 日本取引所グループ
日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する取引所グループです。

 

まとめ

以上、チェックポイントをご紹介しました。

決算書の数値だけでなく、他の情報も丁寧に拾って会社分析するとよいですよ。

 

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