この記事では、家計の見直しのために役立つ「家計のバランスシート」作成について解説します。Excelのテンプレートを用意していますのでぜひご活用ください。テンプレートのダウンロードはページの下部から無料で行えます。
家計のバランスシートの必要性
家計を見直すとなると、毎月の収支をチェックする家計簿のイメージがあるかもしれません。
家計簿では日々のお金の出入りを確認できますが、家計全体の資産状況は把握できません。
そこで「家計のバランスシート」が必要になってきます。
「家計のバランスシート」は毎日作る必要はなく、年1回で十分です。
家計のバランスシートを作るメリット
「家計のバランスシート」を作るメリットは以下の2つです。
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①短い時間で簡単に、家計の資産実態を明らかにできる
②「資産を増やし、負債を減らそう」というモチベーションが高まる。
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「①短い時間で簡単に、家計の資産実態を明らかにできる」についてですが、「家計のバランスシート」は資産と負債を把握して金額を入力するだけで作成できますので、30分程度で簡単に作成できます。
簡単に作成できますが、家計の資産実態を明らかにできるという絶大な効果を得られます。
『②「資産を増やし、負債を減らそう」というモチベーションが高まる。』も大きいメリットです。
実際に自分の家計のバランスシートを作って、資産状況を見える化すると「どうしたら資産を増やせるんだろう?どうしたら負債を減らせるんだろう?」と勝手に頭が働くようになります。
そのような思考をとれるようになると、お金の使い方に気を使えるようになります。
食べたものを記録することで痩せられるようになるという「レコーディングダイエット」と同じような原理が働くのです。
これは「家計のバランスシート」を実際に作ってみないと味わえない効果です。
家計のバランスシートの作り方
バランスシートには、①資産、②負債、③純資産の3項目があります。
それぞれ見ていきましょう。
①資産
資産の項目となるのは、「持っていると現金が増えるもの」です。例えば、
・現金
・預金
・株
・投資信託
・保険積立金
・持ち家
・投資不動産
などです。これらの時価(=今現金化するならいくらになるか)を把握しましょう。保険積立金については解約返戻金の額(現在解約したらいくら戻ってくるのか)、持ち家や投資不動産については、ライフルホームズのプライスマップなどを参考にすることができます。
②負債
負債は、持っているとお金が出ていくもので、
・住宅ローン
・自動車ローン
・投資不動産ローン
・保険未払金 などです。
将来いくら支払う必要があるのかを把握して、その金額を記入します。
③純資産
純資産は 資産 ー 負債 で算出します。 この値がマイナスになっていると「債務超過」という状態で家計のバランスが取れていない状態で危険です。すぐさま純資産をプラスにするための行動が必要となります。
実際に「家計のバランスシート」を作ってみよう
「家計のバランスシート」はExcelで簡単に作成することができます。
Excelのテンプレートファイルを用意しましたので、こちらをダウンロードして利用してみてください。ダウンロードにお金はかかりません。無料です。
「家計のバランスシート」を元に家計の見直しをしよう
実際に「家計のバランスシート」を作成することができたら、資産を増やし、負債を減らすために家計の見直しをしましょう。
見直しの際は、個人で検討してもよいですが専門家の力を借りることも手です。
病気になったらお医者さんに診てもらいますよね? 家計の見直しも専門家に診てもらうことで今まで考えられなかった改善方法を提案してくれるかもしれません。
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーへの相談先としては、FP法人ライフデザイン や、株式会社ライフデザインセンター などがあります。
まとめ
この記事では「資産のバランスシート」の作り方について解説しました。家計の見直しとして最適なツールですので、是非積極的に活用してみてください。
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